カトウ・アケミ。ホッケー選手。
2012年5月5日、女子ホッケーのロンドン・オリンピック世界最終予選決勝で、日本代表「さくらジャパン」がアゼルバイジャンを破り、3大会連続3度目のオリンピック出場を決定。ベテランDF(ディフェンダー)の加藤明美(H・F・C-HANNO所属)は、チームのまとめ役として予選突破に大きく貢献した。
1970年12月13日、埼玉県生まれ。同県立秩父東高校でホッケーを始め、ホッケーの名門、天理大学在学中の90年に19歳で初の代表入り。98年には、日本人選手として初めてオーストラリアの国内リーグに補強選手枠で参戦。オリンピックへの挑戦は、女子代表チームが初めて予選に挑んだバルセロナ大会(92年)から。4度目の挑戦で初出場を果たした2004年のアテネ・オリンピックでは8位に入賞。07年にアジアカップを優勝し、メダルが期待された08年の北京オリンピックでは、主将としてチームを率いるも10位に終わる。日本人での男女通じたホッケーの国際試合出場数最多記録を更新し続けており、ロンドン・オリンピックでの雪辱が期待されている。