フクミ・トモコ。柔道選手。
2007年4月8日、柔道の全日本選抜体重別選手権、最終日が行われ、女子48キロ級で筑波大学の福見友子が、谷亮子を破り初優勝。
1985年、茨城県生まれ。小学2年から柔道を始め、土浦第六中学校時代から、土浦日本大学高校に練習に通う。土浦日大高に進学後の2002年3月には、全国高校選手権48キロ級で優勝。同年4月の全日本女子選抜体重別選手権では、高校2年生ながら、谷亮子(当時、田村)から日本人として12年ぶりの勝ち星をあげ、注目を集めた。筑波大学に進んでからは、05、06年と全日本学生体重別を連覇し、04、06年の福岡国際女子選手権でも優勝。今大会では、出産によるブランクを経て、久々の競技復帰を果たした谷から、出足払いで有効を奪い、初優勝。谷に2度の黒星をつけた初めての選手となった。しかし、大会後に開かれた全日本柔道連盟の強化委員会は、07年9月にブラジルで開催される世界選手権の同階級の代表に、実績に勝る谷を選出。二重の喜びとはならなかった。