バリー・ボンズ。Barry Bonds。大リーグ選手。
2007年8月8日、大リーグ、サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズ外野手が、通算756本目の本塁打を放ち、本塁打で大リーグ最多記録の単独1位となった。
1964年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。父親はジャイアンツの名選手だったボビー・ボンズ。レジー・ジャクソン(元ヤンキース、エンゼルス)は従兄弟。85年、アリゾナ州立大学からドラフト1位で、ピッツバーグ・パイレーツに入団し、86年にメジャーデビュー。93年ジャイアンツに移籍。走攻守を兼ね備えたプレーヤーとして、ナ・リーグMVP7回、本塁打王2回、ゴールドグラブ賞8回。2001年には73本塁打のシーズン最多記録をマークした。しかし、マーク・マグワイアとサミー・ソーサの本塁打量産競争が注目を浴びた1998年シーズンオフ、トレーナーから入手した薬物などで筋肉をつけたとされ、2003年には連邦大陪審で「禁止薬物とは知らなかった」と証言したが、疑惑に絡む審理はまだ続いている。ボンズ自身は3000安打、2000得点、800本塁打を目指し、来季契約に向けてのロビー活動を始めているが、ジャイアンツは審理の様子を見守る姿勢をとっている。