ドミトリー・アナトーリエビッチ・メドべージェフ。Dmitrii Anatol’evich Medvedev。ロシア第1副首相。
2007年12月17日、ロシアの政権与党「統一ロシア」の党大会は、プーチン大統領の提案を受け、メドベージェフ第1副首相を次期大統領候補に決定した。
1965年、レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。1987年、レニングラード国立大学法学部卒業後、サンクトペテルブルク市役所で、プーチン市長(当時)の下で働いた。99年12月にロシア大統領府副長官、2000年3月の大統領選挙では、プーチン候補の選挙本部長を務めた。同年10月、大統領府長官、05年11月、第1副首相に就任。ロシアの天然ガス独占企業体「ガスプロム」会長も兼務している。
党大会に先立つ12月10日に、プーチン大統領が全面支持するとの発言で後継候補に指名。現政権内ではリベラル派といわれるメドベージェフ副首相が、08年3月の大統領選挙で勝利することは、確実視されている。