ノグチ・ケン。登山家。
2008年2月12日、登山家の野口健が、1996年に創設された植村直己冒険賞を受賞。
1973年、アメリカ、ボストン生まれ。高校1年生の時に、植村直己の著書「青春を山に賭けて」を読んだことがきっかけで登山を始め、90年に、世界最年少でヨーロッパ最高峰のモンブランの登頂に成功。99年には、7大陸最高峰登頂を達成し、当時、世界最年少の25歳でセブンサミッターとなった。植村直己冒険賞は、世界的な冒険家で、84年、マッキンリー登頂後に行方不明となった植村直己の数々の偉業を称え、国内の優れた冒険家個人やグループを対象に毎年選出される。主催は兵庫県豊岡市。野口健は、2007年5月、エベレストに、中国側からの登頂に成功したことや、00年より始めたゴミの清掃登山の継続、地球温暖化防止活動への取り組みなどが評価されての受賞となった。なお、過去の受賞者は1996年の第1回から順に、尾崎隆、米子昭男、関野吉晴、大場満郎、神田道夫、中山嘉太郎、山野井泰史・山野井妙子、安東浩正、渡辺玉枝、永瀬忠志、小松由佳。