ヒムロ・サエコ。本名、碓井小恵子(うすいさえこ)。作家。
2008年6月6日、「なんて素敵にジャパネスク」「海がきこえる」などの作品で知られる少女小説の第一人者、氷室冴子さんが肺がんのため死去。51歳。
1957年、北海道生まれ。大学3年の時、ジュニア向け小説誌「小説ジュニア」の青春小説新人賞に応募した「さようならアルルカン」が佳作に入選。大学卒業後、本格的に執筆活動に入り、集英社のコバルト文庫シリーズを舞台に活躍。「なんて素敵にジャパネスク」シリーズ、「銀の海 金の大地」シリーズなど、56冊で2000万部を発行するなど、少女小説の代表的作家として知られた。漫画原作となった作品も多く、「海がきこえる」はスタジオジブリによるアニメ映画や、テレビドラマなども、制作された。