ミヤタ・ダイ。チェロ奏者。
2009年11月7日、若手チェリストの登竜門として知られるロストロポービッチ・コンクールの最終選考会(パリ)で、宮田大が日本人として初めて優勝した。
1986年、栃木県生まれ。3歳からチェロを弾き始め、2005年に第74回日本音楽コンクールチェロ部門で優勝。07年には第6回斎藤秀雄メモリアル基金賞を受賞している。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースを経て、現在はジュネーブ音楽院に在籍し、若手チェリストの注目株とされる。ロストロポービッチ・コンクールは、世界的チェリストで07年に死去したムスティスラフ・ロストロポービッチにちなんで1977年に設立、ほぼ4年に1回開催され、今回が第9回。日本人では1990年に長谷川陽子が特別賞を受賞している。