タカノ・フミオ。作家。
2012年5月14日、第58回江戸川乱歩賞(日本推理作家協会主催)の選考会が行われ、高野史緒の「カラマーゾフの兄妹」が受賞作に選ばれた。
1966年9月14日、茨城県生まれ。茨城大学卒業後、地元出版社勤務などを経て、お茶の水女子大学大学院でフランス近世史を学んだ。94年、第6回ファンタジーノベル大賞で「ムジカ・マキーナ」が最終候補作となり、翌年新潮社から刊行され作家デビュー。サイエンス・フィクションやファンタジー、歴史改変小説、幻想文学、ホラー等を包括した「ファンタスチカ」と呼ばれるジャンルを得意とする。主な著作に「カント・アンジェリコ」「架空の王国」「ヴァスラフ」「ウィーン薔薇の騎士物語」シリーズ、「アイオーン」「ラー」「赤い星」などがある。公募賞である江戸川乱歩賞はプロ・アマを問わないため、高野さんは18年ぶりに応募したという。