スズキ・サトミ。競泳選手。
2012年8月4日、ロンドン・オリンピック競泳女子400メートルメドレーリレーで、鈴木聡美(山梨学院大学)が、100メートル平泳ぎの銅、200メートル平泳ぎの銀に続き、銅メダルを獲得。全競技を通じ同一大会での3つのメダル獲得は日本女子最多となる。
1991年1月29日、福岡県生まれ。4歳で水泳を始め、高校時代までは無名の選手だったが、09年山梨学院大学進学後、急速に力をつけ、同年の日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)で日本記録をマーク。10年の日本選手権では50、100、200メートル平泳ぎで3冠を達成。11年の世界水泳選手権では100、200メートルともに決勝進出を逃したが、12年4月のオリンピック代表選考会兼日本選手権で優勝し、初のオリンピック出場を決めた。オリンピック本番では7月30日の100メートル平泳ぎで、自身の持つ日本記録に0秒14まで迫る1分6秒46で銅メダル。8月2日の200メートル平泳ぎでは、2分20秒72の日本記録タイで銀メダルを獲得。寺川綾(ミズノ)、加藤ゆか(東京SC)、上田春佳(キッコーマン)と臨んだ、8月4日の400メートルメドレーリレーでは、個人種目100メートルを大きく上回る1分5秒96で泳ぎ、シドニー・オリンピック以来となる銅メダルの獲得に大きく貢献。