ホケツ・ヒロシ。馬術選手。
2008年2月13日、日本馬術連盟が、北京オリンピックの馬場馬術団体の出場権を獲得したことを発表。法華津寛ら3人が、オリンピック出場を確実にした。67歳での法華津の出場は、日本のオリンピック代表として史上最高齢になる。
1941年、東京生まれ。林間学校での乗馬体験をきっかけに、12歳で馬術を始める。64年の東京オリンピックで障害飛越の個人と団体に出場したが、結果は40位と12位だった。その後、馬場馬術に転向し、84年のロサンゼルスオリンピックは補欠。88年のソウルオリンピックでは代表になったが、検疫の問題で馬を輸送できず、出場を断念した。同年から全日本馬場馬術選手権で5連覇を果たす。2003年に外資系医薬品会社の社長を退任した後、オリンピックへの再挑戦を決意して、単身でドイツに渡ってトレーニングを重ねてきた。愛馬「ウイスパー」とのコンビで、07年7月の国際大会では優勝を飾っている。馬術競技のオリンピック出場権は、地域ごとに行われる予選審査会の上位国に与えられる。08年1月の東南アジア・オセアニア地区の審査会では、日本が2位になり出場権を獲得。法華津は同審査会で日本勢トップだったことから、44年ぶりとなる出場が内定した。これまでの最高齢は、ソウル大会の馬場馬術に出場した井上喜久子の63歳。