タニモト・アユミ。柔道選手。
2008年8月12日、北京オリンピック柔道女子63kg級決勝で、谷本歩実がフランスのリュシ・ドコスを内またで破り、オール一本勝ちでオリンピック2連覇を達成。
1981年、愛知県生まれ。小学3年から柔道をはじめ、その後、大府市の大石道場の門をたたいた。筑波大学を経て、2004年、妹の谷本育実が先に就職していたコマツに入社。同じ階級の妹をパートナーに練習を重ね、アテネ・オリンピックに出場。5試合連続で一本勝ちを重ねて金メダルを獲得し、脚光を浴びた。07年12月には持病の腰椎分離症が悪化し、一時は歩行も困難になるほどだったが、実績を重視されオリンピック代表に選ばれた。北京入りの飛行機で再び腰を痛めたが、準決勝までは寝技中心で腰をかばい、決勝戦では、アテネ以降3戦全敗しているドコスの大内刈りを内またで切り返して一本勝ちを決めた。