フカツ・エリ。女優。
2010年9月6日、第34回モントリオール世界映画祭の授賞作品が発表され、「悪人」でヒロインを演じた深津絵里が最優秀女優賞を受賞。
1973年1月11日、大分県生まれ。ミス原宿グランプリ優勝をきっかけに芸能界入りし、88年「1999年の夏休み」で映画デビュー。96年の「(ハル)」で映画初主演。97年からはじまったドラマ「踊る大捜査線」の恩田すみれ役で知名度を広げ、同作の映画版にも出演。2003年の映画「阿修羅のごとく」で第27回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞などを受賞し、08年には舞台「春琴」で第43回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞するなど実力派女優として活躍。他の代表作にドラマ「きらきらひかる」「恋ノチカラ」など。モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に出品された出演作「悪人」は、香港・マカオ、台湾で公開されることが決まり、北米などを含む世界規模での公開も期待されている。同映画祭の最優秀女優賞受賞は、日本人では1983年の田中裕子以来27年ぶり2人目。