ヤマシタ・ケイジロウ、本名、啓次郎。ロカビリー歌手。
2011年1月5日、1950年代後半から60年代初めにかけてブームを巻き起こしたロカビリーの名曲「ダイアナ」でファンを熱狂させた歌手の山下敬二郎さんが、胆管がんによる腎不全のため死去。71歳。
1939年2月22日、東京生まれ。父は落語家、喜劇俳優などとして多方面で活躍した柳家金語楼。父の紹介でヨーデル歌手のウイリー沖山に弟子入り。その後、ウエスタンバンドだった初期ドリフターズ(サンズ・オブ・ドリフターズ)のメンバーを経て、58年に第1回日劇ウエスタンカーニバルに出演。ロックンロールとカントリー音楽の要素を融合してできた音楽、ロカビリーの名曲「ダイアナ」の日本語カバー曲を歌って人気を博し、平尾昌晃、ミッキー・カーチスとともに「ロカビリー三人男」と称され、日本中にロカビリー旋風を巻き起こした。近年は夫人とのステージを中心に活動していたが、10年11月に胆管がんが発覚。11年4月には仲間たちが企画した激励コンサートの開催も計画され、ロカビリー三人男で舞台に立つことを希望していたが、病魔の進行は予想以上に早かった。