ソメタニ・ショウタ。俳優。
ニカイドウ・フミ。女優。
2011年9月10日、第68回ベネチア国際映画祭に出品された「ヒミズ」(園子温監督)で、染谷将太と二階堂ふみの二人がマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。
染谷将太は、1992年9月3日、東京都生まれ。9歳のとき「STACY」で映画デビュー。ドラマや映画で活躍し2009年の「パンドラの匣」で映画初主演。他の主な出演作に「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」「東京公園」「アントキノイノチ」など。「ヒミズ」は古谷実の同名漫画が原作で、染谷は罪を犯して破滅に向かう中学3年の少年住田を演じた。
二階堂ふみは、1994年9月21日、沖縄県生まれ。フリーペーパー「沖縄美少女図鑑」で注目され、少女向けファッション誌「nicola」のモデルとして活動。2007年ドラマ「受験の神様」で女優デビュー。09年「ガマの油」(役所広司監督)のヒロイン役をオーディションで勝ち取り、映画デビュー。11年、「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」(入江悠監督)で映画初主演。「ヒミズ」では住田を救いたいと思いを寄せる少女茶沢を演じた。
ベネチア国際映画祭で、日本人が俳優部門の賞を獲得したのは故三船敏郎の主演男優賞(1961年、65年)だけ。三大映画祭での10代の受賞は、2004年のカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を獲得した柳楽優弥以来となる。