フクミ・トモコ。柔道選手。
2012年5月13日、柔道のロンドン・オリンピック代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権の女子48キロ級で、福見友子(了徳寺学園職員)が2年ぶり4度目の優勝。初めてオリンピック代表の座を射止めた。
1985年6月26日、茨城県生まれ。92年に母の勧めで柔道を始め、中学時代は2人しかいない柔道部に所属、もう一人の部員の父親が監督を務める土浦日本大学高校柔道部で練習を重ねた。同校に進学後、2年生の2002年に全日本女子選抜体重別選手権48キロ級で谷亮子(当時・田村)の国内連勝記録を「121」でストップさせる大金星を挙げ、一躍注目を浴びる。07年には、同年の世界選手権代表選考を兼ねた全日本選抜体重別選手権48キロ級で、再び谷を破り優勝を果たすも、「実績」を理由に代表選考から漏れた。09年には初出場となった世界選手権で1ポイントも失わず優勝。10年、11年の同大会でも決勝に進出したが、いずれも浅見八瑠奈(コマツ)に敗れており、オリンピック代表の選考レースでは浅見に後れを取っていた。