ミズトリ・ヒサシ。体操競技選手。
2007年9月9日、ドイツ、シュツットガルトで行われていた第40回世界体操競技選手権大会の種目別決勝で、水鳥寿思が床と鉄棒で銅メダルを獲得。団体総合の銀、個人総合の銅と合わせ、今大会4つ目。世界選手権の1大会4メダルは、水鳥の師である具志堅幸司の1981年モスクワ大会以来26年ぶり。今回の日本のメダルは、これがすべてだった。
1980年、静岡県生まれ。両親が体操クラブを営み、6人兄弟のほとんどが体操選手という体操一家に育つ。日本体育大学を経て徳洲会に所属。数度に及ぶ大けがを乗り越え、2004年アテネ五輪では団体総合優勝に貢献したが、今回は当初補欠だった。しかし、鹿島丈博が左手甲を骨折して出番が回ってきた。この活躍で、北京五輪代表にも内定。具志堅監督が、エース富田洋之とともに、主軸に据えることを明言した。