ワタナベ・ヒサノブ。プロ野球埼玉西武ライオンズ監督。
2008年11月9日、プロ野球日本シリーズ第7戦で西武が巨人を3-2で下し、4年ぶりの日本一となった。渡辺久信監督は就任1年目での日本シリーズ制覇で、新人監督の日本一は2004年の伊東勤監督(西武)以来8人目。
1965年、群馬県生まれ。84年、群馬県立前橋工業高校からドラフト1位で西武に入団。3度の最多勝を獲得するなど、右のエースとして西武黄金時代を支えた後、98年ヤクルトへ移籍。通算125勝110敗27セーブ。99年から3年間、台湾プロ野球で投手兼任コーチを務め、2001年引退。解説者を経て04年から西武二軍投手コーチ、05年から二軍監督。08年から一軍監督に昇格。07年のシーズンで26年ぶりにBクラスとなり、カブレラ(現オリックス)と和田(現中日)という主砲が去った同チームを、若手中心の「のびのびプレー」で再建。渡辺監督の「叱らずホメる」「行動を評価する」「数字を使う」という手法は、いまどきの若手を使う管理職たちからも注目を浴びている。