ニシムラ・ノリフミ。プロ野球監督。
2010年11月7日、就任1年目の西村徳文監督が率いる千葉ロッテマリーンズが、日本シリーズで中日ドラゴンズを破り、日本一に。
1960年1月9日、宮崎県生まれ。宮崎県立福島高校では2年生の時に2塁手として夏の甲子園を経験。国鉄鹿児島鉄道管理局(現在のJR九州)を経て、82年ドラフト5位でロッテに入団。走攻守3拍子そろった不動の1番打者として活躍し、85年にはベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞(現在のゴールデングラブ賞)を獲得。86年から4年連続で盗塁王。90年にはスイッチヒッターとして初のパ・リーグ首位打者と、外野手でベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。97年現役を引退し、翌年からロッテのコーチに。2009年10月、ボビー・バレンタイン監督の後任として、生え抜きとしては16年ぶりに監督に昇格。「和」をスローガンにチームの意識改革に取り組み、リーグ3位に。クライマックスシリーズのファーストステージで西武に勝利、ソフトバンクとのファイナルステージは4勝3敗で勝ち抜いた。ロッテ時代の先輩である落合博満率いる中日と対戦することとなった日本シリーズでは、4勝2敗1分けで5年ぶりの日本一の栄冠に輝いた。レギュラーシーズン3位からの日本一は史上初の快挙で、監督就任1年目での日本一は史上9人目となる。