ヨコザワ・タケシ。テレビプロデューサー。
2011年1月8日、「THE MANZAI」「笑っていいとも!」「オレたちひょうきん族」などの番組を手がけ、お笑いブームを巻き起こしたフジテレビの元ゼネラルプロデューサー横澤彪さんが、肺炎のため死去。73歳。
1937年12月15日、群馬県生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、62年にフジテレビに入社。制作局で演芸番組を手がけ、67年にディレクターに昇格。74年「ママとあそぼう! ピンポンパン」で初めてプロデューサーを担当。80年の「THE MANZAI」では従来の演芸番組の枠を超えてツービート(ビートたけし、きよし)や島田紳助ら若手芸人を起用。「オレたちひょうきん族」(81年)ではアドリブの面白さを打ち出し、お笑いブームに火をつけた。82年には「笑っていいとも!」 をスタートさせ、同テレビを代表する長寿番組に成長させるなど、バラエティー番組に大きな功績を残した。95年退社後は吉本興業に転じ、専務、相談役などを務め2005年に退任。悪性リンパ腫が判明し、闘病生活を余儀なくされながらも、テレビに関するコラム執筆など、精力的な活動を続けていた。