ローラン・プティ。Roland Petit。振付家。
2011年7月10日、20世紀を代表するフランスの振付家、ローラン・プティさんが自宅のあるスイスのジュネーブで死去。87歳。死因は明らかにされていない。
1924年1月13日、フランス、パリ郊外のビルモンブル生まれ。9歳のときパリ・オペラ座バレエ学校に入学し、40年パリ・オペラ座バレエ団に入団、44年退団し、バレエ・デ・シャンゼリゼ結成に参画。48年には自らパリ・バレエ団を結成。49年に発表した「カルメン」が大成功をおさめ、ハリウッド映画「アンデルセン物語」への出演やフレッド・アステア主演のミュージカル映画「足ながおじさん」の振り付けなども行うようになる。72年マルセイユ・バレエ団を創設して総監督に就任、81年にはローラン・プティ・マルセイユ・バレエ団と改称した。91年に発表された「ダンシング・チャップリン」は2011年に草刈民代主演で映画化され、プティさんも同作に出演していた。他の代表作に「若者と死」「ノートルダム・ド・パリ」「こうもり」など。