フジイ・ミズキ。バドミントン選手。
カキイワ・レイカ。バドミントン選手。
2012年8月4日、ロンドン・オリンピック、バドミントン女子ダブルス決勝で、中国と対戦した世界ランク5位の藤井瑞希、垣岩令佳(ともにルネサス)組が、日本バドミントン界初のメダルとなる銀メダルを獲得。
藤井瑞希は、1988年8月5日、垣岩令佳は、1989年7月19日、ともに熊本県生まれ。藤井は6歳で、垣岩は保育園でバドミントンを始めた。2人とも全国中学校大会のシングルスに優勝。青森山田高校でペアを組み、藤井が3年、垣岩が2年だった2006年の高校総体(全国高等学校総合体育大会)ダブルスで優勝。この年、藤井はシングルス、団体と合わせて3冠を獲得。高校卒業後、一足先にルネサス(当時NEC九州)入りした藤井が、「一緒にオリンピックを目指そう」と口説き落とし、垣岩もルネサス入りした。守備範囲の広い藤井が前衛、パワフルなスマッシュが武器の垣岩が後衛を務め、フジカキの愛称で知られる。今大会では8強に残ったペアの半分が、無気力試合で失格となる騒動があったが、2人は8月2日の準決勝でカナダ組を破り、1992年のバルセロナ・オリンピックでバドミントンが正式競技入りして以来、日本勢初のメダルとなる「銀」以上を確定させていた。