マツダ・タケシ。競泳選手。
2008年8月13日、北京オリンピック競泳男子200mバタフライ決勝で、松田丈志(ミズノ、中京大学大学院)が1分52秒97の日本新記録で3位に入り銅メダルを獲得。
1984年、宮崎県生まれ。4歳のときに、旭化成の元競泳選手だった久世由美子が指導していた東海(とうみ)スイミングクラブに通い始めた。同クラブは同県延岡市にある東海中学のビニールハウスを取り付けた屋外プールを使っていた。中学では全国ジュニアオリンピックの自由形200、400、1500mの3種目を3連覇。地元の延岡学園高校に進学してからはバタフライにも取り組みはじめ、久世コーチと一緒に迎え入れてくれた中京大学に進学。04年アテネ・オリンピックでは400m自由形で8位となり40年ぶりの入賞を果たした。05年の世界選手権では200mバタフライで銀メダル獲得。08年6月の競泳ジャパンオープンではミズノ所属選手ではあるが、イギリス、スピード社の「レーザー・レーサー」を着用し、1分54秒42の日本新記録を樹立。オリンピック本番ではこの記録をさらに1秒以上更新してみせた。