オビナタ・クニコ。スキー選手。
2010年3月16日、バンクーバー冬季パラリンピックのアルペンスキー大回転座位で女子の大日方邦子(電通PR)が銅メダルを獲得。冬季大会の日本選手として初めて獲得メダル数が通算10個に到達した。
1972年4月16日、東京都生まれ。交通事故のため3歳で右足を失い、左足にも重度の機能障害を負った。水泳に取り組んでいたが高校時代にチェアスキーに出合い、中央大学法学部在学中の94年リレハンメル大会パラリンピックに初出場。98年の長野大会で日本人初の冬季パラリンピック金メダルを含む3個のメダルを獲得。以後、2002年ソルトレーク大会では銅2個、06年トリノ大会では金1と銀2個のメダルを獲得し、障害者スキーワールドカップでも活躍。5大会連続出場となったバンクーバー大会では回転と大回転の銅2個のメダルを獲得し、日本選手として初めて通算10個の大台に乗せた。