アオヤマ・ナナエ。作家。
2009年4月9日、前年に発表された優れた短編小説に贈られる川端康成文学賞(第35回)に、青山七恵の「かけら」が選出。26歳での受賞は過去最年少。
1983年、埼玉県生まれ。図書館司書を目指して筑波大学図書館情報専門学群に入学。卒業直前に執筆した「窓の灯」で第42回文藝賞を受賞し、05年に作家デビュー。デビュー2作目となる「ひとり日和」では、20歳の女性が自立していく姿を描き、芥川賞を受賞。23歳での受賞が話題となった。今回の受賞作「かけら」は、父親と二人で日帰りのさくらんぼ狩りツアーにでかけた女子大生の、微妙な心の揺れを描いた作品。授賞式は6月26日に行われる。