スギモト・ミカ。柔道選手。
2010年9月13日、世界柔道選手権2010東京大会で、杉本美香が、9日の女子78キロ超級に続き女子無差別級でも金メダルを獲得。女子史上3人目、日本女子初となる二階級制覇を達成。
1984年8月27日、兵庫県出身。11歳から伊丹土曜柔道教室で柔道を始め、夙川学院中学に進んだが、3年の2学期から地元の中学に転校。大阪市立汎愛高校武道科に進み、2002年には全国高校選手権優勝を果たした。筑波大学進学後はケガもあり低迷したが、コマツ入社2年目の08年に講道館杯全日本体重別選手権で初優勝、世界無差別選手権3位。09年4月には全日本選抜体重別選手権78キロ超級で塚田真希に一本勝ちし、初優勝を果たし10年の全日本選抜体重別選手権でも塚田に優勢勝ちで連覇を果たした。全日本女子選手権は塚田に敗れ準優勝となったものの、世界選手権東京大会初日の78キロ超級では全試合1本勝ち。世界選手権の同階級で日本勢として初の金メダルを獲得。同級で3位となった塚田が代表から引退し、女子重量級のエースとして期待を集めていた。今大会では日本は男子が上川大樹(無差別)、穴井隆将(100キロ)、秋本啓之(73キロ)、森下純平(66キロ)、女子が杉本(78キロ超、無差別)、上野順恵(63キロ)、松本薫(57キロ)、西田優香(52キロ)、浅見八瑠奈(48キロ)の男女合わせて史上最多の金メダル10個獲得となった。