ポール・クルーグマン。Paul Krugman。経済学者。
2008年10月13日、スウェーデン王立科学アカデミーが、アメリカのプリンストン大学教授、ポール・クルーグマンに、08年のノーベル経済学賞を授与すると発表。
1953年、アメリカのニューヨーク州生まれ。レーガン政権の大統領経済諮問委員会上級エコノミスト、マサチューセッツ工科大学教授、スタンフォード大学教授などを経て2000年から現職。1991年には優れた若手経済学者に贈られるジョン・ベーツ・クラーク賞を受賞。新たな貿易理論の旗手として知られ、グローバル化が経済に与える影響を解明。アジア通貨危機を予言し、小泉政権の緊縮的な経済政策を批判し、インフレ目標による日本景気の回復策を提言するなど、日本でも注目を浴びてきた。ニューヨーク・タイムズ紙に連載するコラムではブッシュ政権を痛烈に批判。サブプライム危機の前からアメリカ経済に警鐘を鳴らしていた。「良い経済学 悪い経済学」「クルーグマン教授の経済入門」「嘘つき大統領のデタラメ経済」など多数の著書がある。