ソフィア・コッポラ。Sofia Coppola。映画監督。
2010年9月11日、第67回ベネチア国際映画祭の授賞式が行われ、ソフィア・コッポラ監督の「サムウェア(Somewhere)」が最高賞に当たる金獅子賞を受賞。
1971年5月14日、アメリカのニューヨーク州生まれ。父は「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」などで知られる映画監督のフランシス・フォード・コッポラ。幼い頃から父の作品に端役で出演し、「ゴッドファーザーPARTIII」(90年)で役者として本格デビュー。98年には「ヴァージン・スーサイズ」映画監督デビューを果たした。監督第2作目となる東京を舞台にした異色ラブストーリー「ロスト・イン・トランスレーション」(03年)では、04年のアメリカのアカデミー賞脚本賞など数々の映画賞を獲得。長編3作目となる「マリー・アントワネット」(06年)はカンヌ国際映画祭で賛否両論を呼んだが大ヒットとなった。受賞作となった「サムウェア」は、ホテル暮らしの孤独なハリウッド俳優が、別れた妻と暮らす11歳の娘を預かったことをきっかけに、自らの人生を見つめ直す姿を描いたコメディ作品。日本では11年4月に公開される予定になっている。