オバラ・ヒトミ。レスリング選手。
2012年8月8日、ロンドン・オリンピックのレスリング女子48キロ級決勝で、オリンピック初出場の小原日登美(自衛隊)が、マリア・スタドニク(アゼルバイジャン)を破り、金メダルを獲得。
1981年1月4日、青森県生まれ。青森県の八戸キッズでレスリングを始め、八戸工業大学第一高校を卒業後、中京女子大学(現・至学館大学)へ進学。非オリンピック階級の女子51キロ級で2000~01年、05~08年の世界選手権を制覇。この間、アテネ、北京両オリンピックに55キロ級で挑んだが代表となれず、2度現役を引退。48キロ級の選手だった妹の坂本真喜子が現役を引退したため、10年に同級で現役に復帰。同年の世界選手権を制し、11年も連覇。11年の全日本選手権48キロ級で圧倒的な強さを見せ、三度目の正直でオリンピック出場を決めた。31歳で念願の金メダルを獲得した小原は、試合後の記者会見でロンドン・オリンピックを最後に現役を引退することを明らかにした。