タナカ・カズヒト。体操選手。
タナカ・リエ。体操選手。
タナカ・ユウスケ。体操選手。
2011年6月12日、10月に開かれる体操世界選手権代表決定競技会を兼ねたNHK杯が行われ、田中和仁、理恵、佑典の「田中3きょうだい」が、3人そろって代表に内定。3兄妹の世界選手権同時出場は日本体操界初となる。兄妹の父、章二も体操選手で、日本大学などで活躍したのち、県立和歌山北高校や体操クラブなどで指導者として活動している。
田中和仁(徳洲会)は1985年5月16日、和歌山県生まれ。6歳から体操を始め、和歌山北高校卒業後、日本大学に入学。2007年ユニバーシアード団体で金メダルを獲得。09年、NHK杯兼世界選手権代表選考会で個人総合2位となり、世界選手権代表に初選出され、同年7月のジャパン・カップで個人総合3位、団体総合で優勝。世界選手権個人総合では4位となった。
理恵(日本体育大学大学院)は1987年6月11日、和歌山県生まれ。6歳から体操を始め、和歌山北高校3年時に近畿大会個人総合優勝。2009年全日本選手権個人総合で2位。NHK杯では6位で、世界選手権代表には選ばれなかったが、全日本学生選手権個人総合で初優勝、10年に全日本選手権個人総合4位、NHK杯4位となり世界選手権代表に初選出された。
佑典(順天堂大学)は1989年11月29日、和歌山県生まれ。7歳から体操を始め、和歌山北高校2年時に全日本選手権で12位となり、体操史上最年少の16歳でナショナル強化指定選手に選ばれた。2007年全日本ジュニア優勝、08年全日本選手権個人総合5位、09年全日本学生選手権個人総合2位。
今回のNHK杯では、和仁、理恵がともに個人総合2位で代表に内定。佑典は、右手首の故障などで一時は12位まで後退したが、得意の鉄棒でトップになって種目別ポイントを獲得して5位に浮上、代表入りを決めた。