ミネギシ・トオル。本名、峰岸知夫。俳優。
2008年10月11日、映画やドラマで渋い脇役として活躍した俳優の峰岸徹さんが、肺がんのため死去。65歳。
1943年、東京都生まれ。日本大学在学中に渡辺プロダクション入りし、峰健二の芸名で62年「高校生と女教師・非情の青春」で映画デビュー。大学中退後、俳優座養成所16期生を経て、文学座の研究生に。68年大映と契約して峰岸隆之介と改名。大映倒産後はフリーとなり、75年峰岸徹に改名。テレビドラマや映画で渋い脇役として活躍するほか、全日本トライアスロン宮古島大会にも出場するなど、多彩な活動で知られた。代表作にNHK大河ドラマ「風と雲と虹と」、TBS系ドラマ「高校教師」、舞台に「天保12年のシェイクスピア」など。映画では「廃市」「あした」「さびしんぼう」など大林宣彦監督作品の常連として知られ、11月公開予定の「その日のまえに」が遺作となった。モントリオール映画祭でグランプリを受賞した滝田洋二郎監督の「おくりびと」には、主人公の父親役で出演していた。