インターネット上(オンライン)での情報が、実生活(オフライン)での購買行動に影響を与えること。または、そのためのマーケティングやサービスを提供することを指す。単にO2Oとも呼ばれる。O2OはOnline to Offline(オンライン・ツー・オフライン)の略で、「O to O」と表現されることもある。たとえば、なにか欲しい物がある場合、事前にインターネットで価格や販売店を調べてから購入する人が増えているが、これがO2Oである。ここ数年のスマートフォンの急速な普及で、誰でもどこでも簡単にインターネットに接続できる環境が整ったため、スマートフォン用の専用アプリケーションで割引クーポンを発行したり、お買い得情報をFacebookなどのSNSを使って発信したりするといったサービスを行う企業や店舗が増えている。スマートフォンには自分がいる位置情報を割り出せるGPS機能が付属しているので、これを利用することで地域限定の情報を提供するということも可能になる。O2Oの代表的なウェブサイトとしては、グルメ情報の「食べログ」、化粧品や健康食品などの口コミサイト「@cosme(アットコスメ)」、クーポン共同購入サイト「GROUPON」などがある。