レコード会社と契約を交わした正規の音楽配信サイトに対して、日本レコード協会(RIAJ)が発行するマーク(登録商標)。「エル(L)」は許諾を意味する「ライセンス(licence)」から取られている。2008年2月19日、正規配信サイトの約8割に当たる110社が参加して、制度がスタートした。違法配信サイトとの区別を明確にすることで、非正規な音楽ファイルのダウンロード抑制効果を狙う。もし、違法配信サイトが無断でエルマークを使用した場合は、商標権侵害での摘発も可能となる。パソコンや携帯電話を通じた音楽配信が普及する一方、違法配信サイトも乱立しており、同協会によれば07年の非正規ファイルのダウンロード数は、推計3億9900万回に達するという。