イギリスの携帯電話機大手ソニー・エリクソンが2011年2月13日に発表した、携帯型ゲーム機と携帯電話が一体化したスマートフォン。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のプレイステーション(PS、プレステ)向けのゲームが楽しめることから、国内ではプレステ携帯といった呼称でも報道されている。縦119ミリ、横62ミリ、厚さが16ミリで重さ175グラム。4インチのマルチタッチの液晶画面を備え、ディスプレーの下部を手前にスライドさせると、プレステのコントローラーのような方向キーやボタンが出てくる仕組み。スマートフォンとしてのスペックは、OSは「Android 2.3(Gingerbread)」、CPUは「1GHz Scorpion ARMv7」、内蔵メモリーは400メガバイト、5.1メガピクセルのカメラを搭載しており、最大32ギガバイトのmicroSDカードに対応。本体の色は黒と白の2色。アンドロイドOSを搭載する携帯端末向けに、初代プレステの名作ゲームなどを提供するSCEのプラットフォーム「PlayStation Suite(プレイステーション スイート)」に対応した初のスマートフォンで、当初はSCEのほか、エレクトロニック・アーツ、ナムコバンダイネットワークスなどがゲームタイトルを用意する。11年3月以降にヨーロッパなど一部の地域で販売を開始することが発表されているが、日本での発売については未定。