音楽、演劇活動など、仕事以外の目標があり、フリーター生活を選択する人。労働政策研究・研修機構によるフリーターの定義では、「夢追求型」のほかに、やりたいことを探している、正社員としての就業を希望しないなどの「モラトリアム型」、正社員としての就業を希望しながら果たせない「やむを得ず型」がある。東京都在住の18~29歳の男女約2000人を対象とした同機構の2006年調査では、「夢追求型」はフリーターの25%。01年の調査に比べて、「やむを得ず型」が8ポイント減少する一方、「夢追求型」は11ポイント増加した。就業意欲の高い「やむを得ず型」の正社員化が進んだことで、景気の回復がうかがえる半面、調査対象の約半数にフリーター経験があること、特に「夢追求型」の年齢の高い層が増加していることから、フリーターへの抵抗感が薄れていると推測される。