ソフトウエア開発などを手がけるベンチャー企業、ロケットスタートの矢野さとるさんが開発し、2008年6月12日に公開した、ネット上の犯行予告を発見して集約し、共有することで、犯罪を未然に防ぐことを目的としたサイト。2ちゃんねる(2ch)の検索サービスや、ブログなどから、犯行予告関連の書き込みを自動的に収集してリンクを掲載するほか、予告に気づいたユーザーがフォームから情報を投稿できるようになっている。犯行予告の情報は、数十字程度の短文によるミニブログ提供サービス「トゥイッター(Twitter)」や、メーリングリストで随時、共有することが可能。08年6月8日に発生した、東京、秋葉原の無差別殺傷事件の容疑者が、携帯電話の掲示板サイトに、犯行を予告する書き込みを行っていたことから、総務相は6月11日に、ネット上の犯罪予告を抽出して警察に通報するシステムを、数億円の予算を組んで開発する、との方針を示したが、矢野さんは2時間で作成し、公開したという。