経済産業省が名付けた、使わなくなった携帯電話やPHSの愛称。家庭電化製品ではリサイクルが浸透しているが、携帯電話については回収台数は年々減少傾向にある。携帯電話には金や銀などの貴金属、パラジウムやリチウム、インジウムなどの希少金属(レアメタル)が多く含まれているため、経済産業省は資源の有効利用を目的に、使われていない携帯電話の回収促進実証事業「たんすケータイあつめタイ」を期間限定で開始した。同キャンペーンは、期間中に使用済み携帯電話を全国1800の対象店舗に持って行くと引き替えに応募券が配られ、最高で5万円の商品券が当たるというもの。期間は、2009年11月21日から10年2月28日まで。応募コースは、2500円以上の携帯電話の新規購入時に使用済み携帯電話を提供した人向けの「ゴールドコース」と、2500円以下の携帯電話の新規購入時に使用済み携帯電話を提供した人、または、購入はせずに使用済み携帯電話のみ提供した人向けの「シルバーコース」の2種類がある。景品はゴールドコースの場合、5万円、5000円、1000円の商品券、シルバーコースは1000円の商品券のみ。その他、抽選に外れた人を対象として、はずれ一口を1円として環境保護団体に寄付できる権利「環境貢献賞」も用意されている。なお、抽選の権利を得るためには、パソコンか携帯電話で「たんすケータイあつめタイ」のサイト(http://tansu-keitai.jp/)にアクセスし、応募券に記載されたシリアルナンバーを登録する必要がある。