流通業が発行する独自の電子マネー。「nanaco(ナナコ)」はセブン&アイ・ホールディングスが発行し、カードや携帯電話端末に事前に入金した額まで使えるプリペイド型電子マネー。2007年4月23日から、東京都内(町田市を除く)のコンビニエンスストアの「セブン-イレブン」で運用が始まった。これに対し、イオン独自の電子マネー「WAON(ワオン)」も、同年4月27日からスーパー「ジャスコ」などの一部店舗で、プリペイド型電子マネーや、クレジットカードの「イオンカード」と一体型の電子マネーサービスを始めている。いずれも、使用できる店舗を順次拡大しており、支払い額に応じて付いたポイントが、電子マネーとして還元されるサービスなどで顧客獲得を目指している。