ボラティリティー・インデックスともいう。アメリカのシカゴオプション取引所(CBOE)が算出・公表する株式相場の予想変動率を示す指数。アメリカの主要株価指数のひとつであるS&P500株価指数のオプション取引の変動をもとに算出。株式市場における投資家心理を示す指標として利用されている。投資家の不安心理が高まりVIXが上昇すると株価は下落し、反対にVIXが下がると株価は値上がりする傾向がある。平常は、10~20ポイント。20ポイントを超えると、市場の先行きへの警戒が強いことを示す。金融危機などで株価が急落すると、跳ね上がる特徴があり、2008年のリーマン・ショック後の10月には、90ポイント近くにまで達した。国際投信投資顧問(本社東京)は、10年12月に、日本で初めて同指数に連動した上場投資信託(ETF)を大阪証券取引所へ上場する。