2007年1月5日に開業した台湾の高速鉄道。北部の台北市~南部の高雄市間約345kmを、最高時速300kmで結ぶ。所要時間は90分で、在来線特急の4時間半からは大幅に短縮される。建設・運営は民間企業の台湾高速鉄路がBOT(Build, operation, transfer 建設・運営・譲渡)方式で担当し、総工費は約4800億台湾ドル。計画は初めヨーロッパの企業連合が受注したが、後に日本の企業連合が逆転受注した。そのため、使用車両はのぞみ700系を基にした日本製700T型だが、ポイントはドイツ、通信方式はフランスなど、システムは日欧方式が混在している。当面の営業は板橋駅(台北駅の一つ手前)~左営駅(高雄)で、全線開通は2月以降。板橋~高雄の運賃は標準クラス1460台湾ドル、ビジネスクラス2390台湾ドル。