高層タワーの運営主体などによって構成される国際的な組織。本部は、オーストラリアのメルボルン。1989年に設立され、2011年3月1日現在、エッフェル塔(フランス、パリ)、エンパイアステートビル(アメリカ、ニューヨーク)など、32のタワーが加盟しており、日本では、東京タワー(東京都港区)のみ。加盟するタワーの国際的な知名度を上げることや、施設経営に関する意見の交換、技術的な情報の共有などを目的とする。同連盟への加盟条件は、以下の四つ。(1)タワーの形状をしていること、(2)国や街の象徴的な建造物であること、(3)観光客向けに展望台を備えていること、(4)建設工事が完了して一般公開されていること。公式ウェブサイトでは、タワーの高さや総工事費など、各施設によって公表されている範囲は異なるが、詳細な施設情報を確認することができる。11年10月には、東京都内で年次総会を開催。各施設の経営状況や集客策について意見が交わされる。東京での開催は、1993年以来で、2回目となる。