中国の北京市で開催される、乗用車、商用車から部品までを網羅した自動車の総合展示会。中国では各地でさまざまな規模のモーターショーが開催されているが、その大きさや国際的な注目度で、上海モーターショー(上海国際自動車工業展覧会)と双璧をなす。1990年に始まり、上海とは隔年交互に開催される。高度経済成長にともなう国内市場の拡大から回を追って開催規模が拡大し、アジア最大級のモーターショーに成長した。中国機械工業連合会(CMIF)、中国機械工業集団(SINOMACH)、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)、中国自動車工業協会(CAAM)が主催する。日本では北京モーターショー、北京国際自動車ショー、北京国際自動車展覧会ともよばれる。2010年の第11回は、北京市の中国国際展覧センターを会場に、「環境」をテーマとして4月23日から5月2日にかけて開催された。中国は09年に1364万台の国内販売台数を記録し、アメリカを抜いて世界首位となった。この急成長した市場を背景に、ショーは過去最大級の規模となり、主催者発表で世界16カ国・地域から、部品メーカーを含む約2100社が参加、990台が展示された。