全米家電協会(CEA Consumer Electronics Association)が主催し、1967年以来、毎年開催される世界最大の家電見本市。初めはニューヨークで開かれたが、最近はラスベガスでの年初開催が定着している。アメリカで開催されるあらゆる見本市で最大規模を誇る。家電見本市とはいっても、その対象ジャンルは一般にイメージされる家庭電化製品にとどまらず、情報通信、エレクトロニクスなど広範囲にわたる。参加者も多彩で、2008年は130カ国を超える国から、製造業者、小売業者、コンテンツプロバイダーから市場アナリストまで、さまざまな職種の参加者が集まり、展示会には約2700社が出展、来場者は約14万人におよんだ。CESが世界的に注目を集めるのは、最先端の製品やサービスを公開する場となっているためで、ビデオカセットレコーダー、ビデオカメラ、コンパクトディスクプレーヤー、DVD、ハイビジョンテレビ、プラズマテレビなど、CESが世界初公開の舞台となった製品も数多い。