ホンダが2010年12月16日に発表した電動2輪車(電動バイク)で、重量物の運搬や配達業務などのビジネス用途を想定して開発した原付1種(第1種原動機付自転車)。荷物の積載性、乗降性など、同社のスーパーカブに通じるビジネス性を追求した基本設計とデザインで、車体サイズは1830(1875)×695×1065ミリ(カッコ内はPRO仕様)、法定積載量いっぱいの30キロが積載できる。心臓部には自社製モーターと東芝製の新型リチウムイオン電池を搭載し、出力は2.8キロワット/5000回転、30キロ積載時に傾斜12度の坂道発進が可能となっている。1充電あたりの走行距離は時速30キロの定地走行で34キロ、フル充電にかかる時間は急速充電で約30分、普通充電で約3.5時間になる。12月24日にリース販売を開始、11年3月までは複数の協力企業に車両約100台を納車し、モニタリングを実施する。一般企業や個人事業主へのリース販売は4月からの開始を予定する。販売台数計画は国内で年間1000台、価格はEV-neoが45万4650円~、大型リアキャリアとフロントバスケット用ブラケットを装備するEV-neo PROが45万9900円~。なお、EV-neoサイトが開設され(http://www.honda.co.jp/EV-neo/)、最新ニュースなどを知ることができる。