アメリカのコールド・ブルー・ラボ(Cold Brew Labs)が運営する画像共有サービス。2009年に、同社CEOのベン・シルバーマンなどが、サービスを立ち上げた。気に入った画像や動画を自分の仮想上のピンボードに張り付けて、他のユーザーと共有する。インテリアや料理、ファッションなど、収集した画像をカテゴリーごとに分けて一覧することができるほか、登録(フォロー)している他のユーザーたちが収集した画像を見て楽しむ。また、その中から気に入ったものを自分のボードに張り付けることを「リピン」と呼び、それによって画像がより多くの人に共有される仕組みとなっている。洗練されたデザインが人気となり、女性の利用者が多い。12年に入って急激に訪問者が増加し、フェイスブックやツイッターに次ぐソーシャルメディアとして注目を集めている。12年3月には、アメリカのテキサス州オースティンで毎年開催されている、音楽・映画・ITの大規模な祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」で、インタラクティブ・アワードを受賞。同賞は過去にツイッターなどが受賞しており、ソーシャル系サービスの登竜門とされている。