「ダボス会議」を主催する世界経済フォーラムがまとめた、旅行先や観光先としての競争力を示す指数のこと。単なる観光地の人気投票ではなく、観光資源や観光産業、交通網などのインフラから政府の観光政策まで、13の分野を指標化して競争力を算出している。2007年3月1日に、世界124の国と地域を対象に順位付けした初めての報告書が公表された。1位はスイス、以下、2~10位はオーストリア、ドイツ、アイスランド、アメリカ、香港、カナダ、シンガポール、ルクセンブルク、イギリスの順。日本は25位で、地上交通網インフラ6位、人材11位などの評価が高かったが、観光政策の優先度63位、価格競争力107位などで厳しい評価を受けた。