電通総研の消費者研究センターが、2008年11月26日に発表した「消費者が選んだ2008年話題・注目商品」の調査結果より命名した2008~09年の消費潮流キーワード。調査は、同年11月1~3日にかけて、15歳以上の男女1000人にインターネット上で行ったもので、約150アイテムの商品候補から関心度を集計。1位は「新感覚コントローラTVゲーム」となっており、任天堂「Wii」が想定される。以下、2位「『崖の上のポニョ』」、3位「地デジ対応大画面薄型テレビ」、4位「割安商品(PB<プライベートブランド>商品/アウトレットモール)」、5位「ペンタッチ携帯ゲーム」、6位「ワンセグ対応端末」、7位「電子マネー」、8位「タレント牧場生キャラメル」、9位「コンパクトデジタルカメラ」、10位「エコグッズ」と続く。同センターでは、地球温暖化、食の不安、物価高から、「生活防衛」の閉塞(へいそく)的ムードが漂うものの、「ただ守りに入るだけでなく、こだわりのある分野などには攻めの心理を垣間見せる賢い消費行動が特徴的」であると分析し、「攻守切替消費~生活を守りながら楽しむ知恵の消費~」と名付けた。このような消費スタイルは、09年以降もより顕著になるだろうと報告している。