財団法人日本生産性本部の「職業のあり方研究会」が命名した2009年度の新入社員タイプのこと。同本部は、「環境問題(エコ)に関心が強く、節約志向(エコ)で無駄を嫌う傾向があり、折り目正しい。小さくたためて便利だが、使うときには大きく広げる(育成する)必要がある。酷使すると長持ちしない(早期離職)が、意外に耐久性に優れた面もあり、活用次第で有用」と、09年春の新入社員を特徴づけた。09年の採用は、金融危機による不況懸念で売り手市場から立場は逆転。同本部は「早く消費を上向かせ、エコバッグを活用する機会を増やしたいものである」と述べている。新入社員タイプの命名は、企業や学校などの採用関係者の協力で行っており、初年度の1973年は、かわいいが世話の大変な「パンダ型」。88年度は、過保護で生きのよくない「養殖ハマチ型」。95年度は、わかりやすく傑作もある一方市場にあふれている「四コママンガ型」。2008年度は、周りが方向を定め、そっと背中を押し、働きやすい環境作りに腐心するとして「カーリング型」と命名している。なお、財団法人日本生産性本部は、09年4月1日に名称を財団法人社会経済生産性本部から改称した。