東日本大震災からの復旧・復興を目的に、経済産業省が、内閣官房IT室や総務省、文部科学省などと連携して立ち上げたインターネット・プロジェクト。これらの官庁が関係する公共データを集約してポータルサイトで提供し、これを素材とした創意あふれるアプリケーションやウェブサービスの開発、デザイン・写真・音楽・動画・マンガ・キャラクター等のコンテンツ創作、復興や節電のためのアイデア提供などを、幅広く呼び掛ける。活動の主体は民間で、政府はそのための環境づくりに徹し、被災者・支援者をはじめ、復興に携わるすべての国民・企業・NPOなどの声と力を結集して「創造的復興」を目指す。また、開発・創作物を紹介する場を提供したり、優れた開発・創作物の顕彰などを担うアクションパートナーも併せて募集する。2011年7月4日プロジェクト開始。期間は12年3月31日まで。現在募集中の案件は、「被災地復旧・復興支援サービス」「節電支援サービス」「節電アイデア」の3つで、応募資格は特になく、官公庁から企業、団体、個人まで自由に応募できる。なお、同プロジェクトは、身近な生活から復興を支援する「復興アクション」や、この夏の電力不足を乗り切るための「節電アクション」という、先行する2プロジェクトとも連携して進めていく。