ポップミュージックの宣伝戦略用語で、売り出したい楽曲を街中で流すこと。CDの発売に先行してラジオ局の推薦曲にしてもらったり、ホームページで楽曲データを配信するなど、さまざまな方法が考えられるが、「携帯電話の着信メロディーによる展開」に限定する場合もある。従来から、演歌や歌謡曲といったジャンルを中心に、有線放送を設置した飲食店などでBGMとして流れた曲が人々の心をとらえ、大ヒット曲となった例は多い。近年、音楽ダウンロードがCD売り上げに匹敵するほど普及した結果、携帯電話から流れるメロディーも人々の認知を高める媒体として大きな影響力を持つと考えられるようになり、若年層向けの楽曲でも、「街鳴り」は重要な施策となっている。