インターネットオークション(競売)の世界最大手。アメリカのカリフォルニア州サンノゼに本社を置き、ネットオークションと通販事業を展開している。全世界の利用者数は約1億人、オークションの平均総出品数は約2億点。1995年にピエール・オミディアがAuctionWeb(オークションウェブ)の名称でサービスを開始し、97年にeBayへ改称した。その後の企業買収によって、オンライン決済サービスのPayPal(ペイパル)、インターネット電話の最大手Skype(スカイプ)の親会社ともなっている。2011年11月、日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)との業務提携を発表。これにより日本郵便は12年春から、英語が不得意な人向けのオークション出品支援サービスを開始するとともに、eBay関連の国際郵送料を現行より2~3割引き下げる。eBay側は、日本の美術品のほか、海外では入手困難なアニメ関連書籍やフィギュアなどの出品が大幅に増えることを見込んでいる。